キクイモ種根
多年生のキク科植物です。9~10月に黄色い花が咲きます。血糖の上昇おさえるイヌリンが多く含まれる健康食品です。漬物など
特性
菊に似たきれいな花が咲き、地中にできる機能性たっぷりの芋を食べます。 芋に含まれるイヌリンという成分が腸内環境を整え、血糖値を下げる効果がある健康野菜としても注目されています。草丈は2m以上と大きく生長しますが、植え付けから収穫まで、ほとんど手間がかかりません。芋の15~19%は炭水化物でその大部分はイヌリン。イヌリンはキク科特有の貯蔵多糖類で、インシュリンと同様の機能性を示す
栽培のポイント
植え付け時期 晩霜の心配がなくなる4~5月 株間条間は約60㎝
- 花は9~10月に咲き、収穫は、晩秋に葉や茎が自然に枯れこむのを待ち、収穫します。(10月下旬~)
- 草丈が2m以上になるので、他の作物の日当たりも考えた場所に植えると良い。
- 生命力が強く、根付きやすいので、芋を掘り残さないように収穫する。
- 芋は花が散ってから肥大する性質なので、途中で茎を切ると芋が肥大しなくなるので注意が必要です。
- 連作すると減収するので、前年より芋が明らかに小さくなった場合は、堆肥を多めに入れてください。
食べ方
- 芋は調理の直前に洗います。
- 芋を5㎜位の厚さに切り、一晩味噌につけて食べる。他漬物各種(塩・味噌・粕・辛子・糠・甘酢) サラダ・天ぷら・バター炒め・醤油炒め・煮物など。
イヌリンは水溶性のため、成分を無駄なく丸ごと取りたい場合は、汁物や煮物が一番です。
保存法
土をつけたまま新聞紙などで包み、冷蔵庫で。長期保存する場合は土に埋める。